チェルシーのフィニッシャーにも司令塔にもなる 新加入のフェリックスが攻撃のカギを握るか

先制点のフェリックス photo/Getty Images

高いパフォーマンスを発揮した

プレミアリーグ第23節でチェルシーはウェストハムと対戦。3試合ぶりの勝利を目指して戦うものの、1-1のドローで決着した。この試合で移籍後初ゴールを決めたジョアン・フェリックスは、チェルシーの攻撃陣を活性化させる存在となりそうだ。

出場停止明けで4試合ぶりにプレミアのピッチに立ったフェリックスは、トップ下でチェルシーの攻撃を司る。1トップのカイ・ハフェルツとともに前線でボールを受けるだけでなく、中盤で空いたスペースを精力的に埋めながらポゼッションに参加。自身の技術力の高さを生かしてハフェルツに絶妙なパスを供給した。

さらに16分にはエンソ・フェルナンデスからのクロスに巧みな抜け出しと正確なシュートでゴールをゲット。出場停止の3試合で1ゴールしか奪えなかったチームに大きなゴールを生んでおり、フィニッシャーにも司令塔にもなれる能力の高さを見せつけた。
今冬にチェルシーがアトレティコ・マドリードへ1100万ユーロという高額なレンタル費用を払って加入した。デビュー戦ではまさかの一発退場となってしまったが、決してパフォーマンスは悪くなく、ウェストハム戦では遺憾なく発揮した。

ハフェルツも中央でボールを受けられる選手がもう1人いることで、最終ラインの裏へと抜け出す機会が増えていた印象だ。この2人の連携が高まれば、攻撃力は自ずと上がっていくだろう。

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