シティが勝点剥奪されたらプレミアトップ4が昨季と総入れ替え? CL出場クラブが今季とすべて異なる可能性も

首位を走るアーセナル photo/Getty Images

転換期を迎えるプレミア

後半戦に入った今季のプレミアリーグは、アーセナルとマンチェスター・シティによる優勝争いで熾烈を極めている。さらに第22節では両者が敗れたことによりマンチェスター・ユナイテッドにも可能性は残されているだろう。

そんな中でリーグに激震が走る。マンチェスター・シティが多数の財務違反の疑いによってプレミアリーグから告発され、その疑いは2009-10シーズンからの9年間で100件以上にものぼると言われている。

シティに有罪判決が下された場合は、勝点の剥奪もあり得るだろう。現に今季のセリエAでユヴェントスが財務違反によって勝点「15」を剥奪されており、同様のケースとして罰せられる可能性も否めない。
そうなると、プレミアリーグの優勝争い、さらにはCL出場権争いにも大きな影響をもたらすだろう。特に注目したいのがCL出場権争いだ。もしシティがユヴェントスと同様に勝点を剥奪されてしまった場合、アーセナルの首位は変わらず、2位にユナイテッド、3位にニューカッスル、4位にトッテナム、5位ブライトンという順位となる。ブライトンはトッテナムより2試合少なく、勝点差は「5」と2連勝でひっくり返すことも可能である。

もしもそれが実現してシーズンが終了した場合、昨季のトップ4と異なる4チームが上位を占めることに。今季CLに出場しているクラブはシティ、リヴァプール、チェルシー、トッテナムだが、来季はアーセナル、ユナイテッド、ニューカッスル、ブライトンの可能性もあるだろう。

これは昨季上位だったリヴァプールやチェルシーが不調であることも要因の一つだが、1シーズンでCL出場4クラブが全員異なるケースも珍しい。シティの状況次第ではあるものの、プレミアリーグはまさに転換期を迎えているのかもしれない。

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