プレミアリーグ第22節でブレントフォードに1-0と勝利したブライトン。決勝ゴールを決めた三笘薫は、ここ数試合の高いパフォーマンスにも驕らず、結果を追い求めている。
この試合で左ウイングバックで先発出場した三笘は、積極的なドリブルで相手守備陣を切り裂く。そして迎えた87分には途中出場のジェレミー・サルミエントのクロスにタイミングよく頭で合わせてゴールネットを揺らした。
三笘は直近12試合で7ゴール2アシストと好成績を収めており、現地メディアからも称賛の声が多く挙がっている。そんな中で専門メディア『Sussex Live』で三笘は今試合の自身のプレイについて「ボーンマス戦でのパフォーマンスには満足できなかったし、ゴール無しで試合を終わらせたら最悪だと感じた」と自己評価を述べている。
さらに圧倒的な強さを見せつけてJ1優勝を成し遂げた川崎フロンターレ時代を例に挙げ、終盤まで得点できなかった今節について、もっと攻撃的にいくべきだったと振り返っている。
「川崎フロンターレでは、常に試合に勝っていた。今、自分は同じような考え方でプレイしている。(ボーンマス戦は)我慢してプレイしたが、守備が強い相手に対してはもっと攻めるべきだと改めて感じた。ゲームの質を改善しなければならない」
劇的な決勝点にも浮かれることなく、90分間を通して自身を見つめ直した三笘。ベルギーでもイングランドでも圧倒した存在感を発揮できるのは、彼のあくなき向上心があってのことだろう。