今季セリエAで快進撃を続けるナポリでは、FWヴィクター・オシムヘンがリーグ戦16ゴールと絶好調だ。数字的にオシムヘンへ注目が集まるのは当然だが、今季のナポリは層の厚さが一味違う。
オシムヘンの控えにFWジャコモ・ラスパドーリ、ジョバンニ・シメオネの2人がいるのだ。
両者とも今季よりナポリに加わっているが、セリエAでの実績は十分だ。ラスパドーリは昨季までサッスオーロでプレイし、昨季はリーグ戦10ゴールを記録。シメオネの方も昨季はヴェローナのエースとしてリーグ戦で17ゴールを奪っており、この2人がベンチに控えているのは大きい。
特にシメオネはリーグ戦で3ゴール、コッパ・イタリアでは1ゴール、チャンピオンズリーグで4ゴールを記録しており、出場時間が533分間であることを考えれば見事なペースと言える。
ラスパドーリもチャンピオンズリーグでは同じ4ゴールを奪っており、オシムヘンに依存することなくグループ突破を決められた。この層の厚さも今季のナポリの特長だ。
後半戦もどこかでチャンスは巡ってくるはずで、2人は短時間で結果を出すことのできるストライカーだ。他クラブから見れば羨ましいバックアッパーであり、この層の厚さもナポリの強さが本物の理由だ。