マンチェスター・ユナイテッドで指揮官エリック・テン・ハーグが称賛を集める中、想像以上の苦戦を強いられているのがアヤックスだ。
テン・ハーグは昨季までオランダの名門アヤックスを指揮し、エールディヴィジを3度も制するなど大きな成功を収めた。その手腕がマンUから評価されたわけだが、アヤックス側としては手痛い流出となってしまった。
後任はアルフレッド・シュロイダーが務めていたが、実はここ最近のアヤックスはリーグ戦7試合連続白星なしと大苦戦している。
アヤックスといえばPSVやフェイエノールトとともにエールディヴィジを引っ張ってきた超名門であり、毎シーズン優勝が求められている。
そのアヤックスが7試合連続白星なしは異常事態で、英『Squawka』によれば21世紀に入ってからでは初めてのことだという。順位は現在5位まで沈んでおり、首位フェイエノールトとは7ポイントもの差がついてしまっている。ちなみに2位にはDF菅原由勢の所属するAZがつけており、アヤックスとPSVのどちらもトップ2に入っていないのは非常に珍しい。PSVは現在3位だ。
アヤックスは直近7試合で6分1敗と引き分けを連発しており、26日には指揮官シュロイダーの解任を発表した。やはりテン・ハーグの存在は大きかったということだろう。
テン・ハーグ政権時はチャンピオンズリーグでも結果を残すなど大躍進していたアヤックスだが、現在はチャンピオンズリーグ出場権も危ない。ここ最近のマンUの戦いぶりを見れば、指揮官テン・ハーグの手腕は見事と言える。そんな指導者を失ったアヤックスが苦戦するのも仕方がないことなのかもしれない。