21世紀を代表する“無冠の点取り屋”になってしまう? 319ゴールも奪うケインの苦悩

イングランド代表でもタイトルに手が届かぬケイン photo/Getty Images

元イタリア代表FWディ・ナターレとの比較も……

アントニオ・コンテの下で思ったほどチームの成績が上がらない中、今季もリーグ戦で16ゴールとネットを揺らし続けているトッテナムFWハリー・ケイン。

誰もが認めるワールドクラスのストライカーではあるが、気付けば29歳。そろそろベテランと呼ばれ始める頃で、やはりチームタイトルを獲得できていないのが気にかかる。

トッテナムではチャンピオンズリーグ準優勝、イングランド代表でもEURO2020準優勝など惜しいところまでいったが、シルバーコレクター的な側面もある。
衝撃的な数字を紹介したのは、情報サイト『Transfermarkt』だ。

ケインはクラブと代表を合わせて319のゴールを重ねてきたが、5大リーグでタイトルを獲得したことがない選手の中では21世紀最多の得点数なのだという。

2位はウディネーゼで長く活躍した元イタリア代表FWアントニオ・ディ・ナターレで258ゴール、3位はホッフェンハイムなどで活躍してきた元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWヴェダド・イビシェビッチで184ゴールとなっている。

ケインとディ・ナターレの共通点としては、それぞれリーグ得点王を複数回獲得している。ディ・ナターレもセリエAで2度得点王を獲得しており、中堅クラブだったウディネーゼでここまで数字を重ねてきたのは見事と言うしかない。

ディ・ナターレはそのままウディネーゼでキャリアを終えたが、ケインはどう動くのか。タイトルにこだわるなら、年齢的にも移籍を検討する時期にきているのは間違いないだろう。

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