三笘より上は“メッシだけ”だった 僅か先発6試合でヴィニシウスをも超えていたドリブルのスタッツとは

三笘のドリブルに世界が惚れる photo/Getty Images

世界も驚いたデータ

三笘薫のドリブルはとんでもないレベルにあるのではないか。ブライトンでの活躍を受け、世界のサッカーファンが日本の才能に気付き始めた。

衝撃的なデータを紹介したのは、データサイト『Opta』だ。

「5大リーグでプレイする選手の中で、敵陣ペナルティエリアで三笘よりドリブルを成功させているのはリオネル・メッシだけ(9回)。しかも三笘はリーグ戦18試合で6試合しか先発していない」
同サイトはこのように取り上げており、三笘が敵陣ペナルティエリアで決めたドリブル数はメッシの9回に次ぐ8回と紹介されている。アーセナルFWガブリエウ・ジェズスも同じく8回で2位タイとなっており、それに続くのがレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールで7回だ。

三笘は左のウイングでプレイする機会がほとんどだが、縦に突破したところから一気に中へ抉るようにドリブルできるのが1つの特長だ。あそこまで完璧に相手のサイドバックを突破してペナルティエリアまで突入できるウイングは世界中を探しても少数だろう。しかもDFが5大リーグの選手となれば尚更だ。

そっちのパターンを警戒しすぎると、今度は縦へ行くと見せかけて中へ切り込まれてシュートを打たれる恐れもある。もちろんドリブルだけでなく味方とのワンツーなどもあるため、三笘と対峙したDFはかなり的を絞りにくいはずだ。

今後は相手が三笘のドリブルを徹底的に研究してくるだろう。現在メッシが9回で1位と紹介されているが、メッシの場合は十数年と研究された末の数字であり、分かっていても止められない領域にある。三笘の目指す場所もここか。

最近では三笘がボールを持つたびにブライトンのサポーターから声が出るようになってきた。期待されているのは派手なドリブルで、こうした注目を集める日本人選手も珍しい。先発にも定着してきたため、今後はドリブル成功数も伸びていくだろう。日本のサッカーファンだけでなく、世界が三笘の仕掛けを待っている。

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