CLバイエルン戦へPSGに不穏な空気 国内リーグでの取りこぼしでネイマールに批判の声

W杯敗退のショックが気になるネイマール photo/Getty Images

W杯後の疲労やモチベーションはどうか

今季のパリ・サンジェルマンにとって最も恐ろしいシナリオは、主力組がFIFAワールドカップ・カタール大会後にモチベーションを落としてしまうことだ。

特に前線のリオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・ムバッペで構成されるMNMはチームの軸であり、今季前半戦は3人ともカタール大会へ向けて最高のモチベーションで国内リーグを戦っていた。

しかし、ここ最近のパリは精彩を欠いている。今月1日のRCランス戦を1-3で落とすと、15日にはレンヌにも0-1で敗北。年明けから2つも黒星が続くことになり、苦い2023年のスタートだ。
特にレンヌ戦はネイマールとメッシが先発し、途中からはムバッペも参戦したが、枠内シュートは僅か1本に終わっている。中でも仏『L’Equipe』が問題視したのがネイマールである。

「ネイマールは先日のアンジェ戦同様にボールを探してポジションを下げすぎていて、何度も自分自身でゴールを奪おうとしていた。その結果彼はボールをロストすることになり、レンヌ陣内で危険をもたらすことはほとんどなかった。CLのバイエルン戦まで1ヶ月の段階で心配なパフォーマンスだった」

ワールドカップ後のモチベーションという点では、ブラジル代表のネイマールが最も気がかりだ。カタール大会が最後のワールドカップになるかもしれないと口にしていたが、ベスト8でクロアチアにまさかの敗北。勝利まであと少しのところまできていただけにショックは大きかったはずだ。

今季前半戦は15ゴール13アシストと見事な活躍ぶりだったが、ネイマールは2月に予定されるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のバイエルン戦へ状態を上げていくことができるのか。メッシとムバッペの場合はファイナルまで戦っている肉体的疲労が気になるところで、勝負のバイエルン戦を前に不安な戦いが2つ続いている。

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