2年半ぶりの浦和レッズ復帰を遂げた荻原拓也 新潟、京都で培った経験値は武器となる

京都で存在感を発揮する荻原拓也 photo/Getty Images

荻原が復帰した

今季京都サンガF.C.から浦和レッズへと復帰した荻原拓也。アルビレックス新潟へのレンタルも含めると、2年半という長い武者修行生活を終えた荻原は、今季の浦和でどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

2018年に浦和レッズのアカデミーからトップチームへ昇格した荻原。デビュー戦となったルヴァンカップ第1節の名古屋グランパス戦で2ゴールで勝利に貢献してセンセーショナルなデビューを果たし、J1最終節でリーグ戦初先発を飾るなど最終的には公式戦17試合2得点を記録した。

そして2020年途中に新潟へと期限付き移籍する。左サイドバックのレギュラーとして活躍すると、翌年は京都へレンタル。京都でも左サイドバックで欠かせない存在となり、序盤戦からレギュラーの座を勝ち取る。同シーズンは40試合2得点と結果を残し、京都のJ1昇格に貢献するなど代えがたい経験を積んだ。
1年半ぶりに復帰したJ1を戦う昨季は、ケガにも苦しみながらのシーズンだったが、出場すればアグレッシブな攻撃参加と正確な左足のキックで攻撃の核となり、21試合2ゴールで京都のキャリアを終えている。新潟で磨かれた足下の技術や京都で身に付いた高い強度は、今季の浦和でも必要不可欠な武器となるだろう。2年半で培った経験値を浦和でぶつけることができるだろうか。

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