1億6000万ユーロが動いた日 リヴァプールで輝いていたコウチーニョ苦悩の“5年間”

コウチーニョは大きな期待背負ってバルサへ photo/Getty Images

あれからちょうど5年が経過した

5年あればサッカー選手の人生は大きく変わる。今から5年前となる2018年1月6日、1億6000万ユーロもの移籍金でリヴァプールからバルセロナへ向かったのがMFフィリペ・コウチーニョだ。

移籍金額がかなり高額だったこともあり、コウチーニョはこの5年間何度も話題となってきた。ただ、ポジティブなニュースは少ない。称賛よりも批判が目立つ5年間だったと言えよう。

英『GIVE ME SPORT』が改めてこの5年を振り返っているが、バルセロナでのスタートは決して悪くなかった。2017-18シーズンの途中よりバルセロナへ合流し、後半戦のリーグ戦18試合で7ゴール6アシストの成績を残している。続く2018-19シーズンへ期待感は膨らんでいた。
だが、バルセロナでの得点数はこの2017-18シーズンが最多だ。2018-19シーズンは5ゴール、2019-20シーズンはバイエルンにレンタル移籍し、2020-21シーズンは怪我でリーグ戦12試合の出場に留まった。

昨季は年明けよりイングランドのアストン・ヴィラへレンタル移籍して5ゴールと復活を予感させたが、完全移籍に切り替わった今季はここまでノーゴールと大苦戦。復活が期待されるまま、コウチーニョも30歳を迎えた。

ブラジル代表でも若手に追い抜かれてしまい、ここから割って入るのは厳しいだろう。まだパフォーマンスを上げることは可能な年齢ではあるが、リヴァプール時代の輝きは戻ってくるのか。この5年で評価は大きく変わってしまった。

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