マレン、アデイェミも“0ゴール”でどうなる ハーランド退団でドルトムントに訪れた深刻な得点力不足

マレンもドルトムントでは苦戦している photo/Getty Images

後半戦は6位から巻き返せるか

ドイツ・ブンデスリーガは、他の5大リーグより少し遅れた20日より再開する。その後半戦で巻き返しを期待したいチームの1つがドルトムントだ。

絶対的エースだったアーリング・ハーランドを失ったチームは明らかに攻撃力が落ちており、ここまで15試合を消化して25ゴールに留まっている。アヤックスから加えたFWセバスティアン・ハラーが精巣がん治療のため離脱していたことも一因だが、問題は若手アタッカーたちだ。

2021年夏にPSVから獲得したFWドニエル・マレン、昨夏にザルツブルクから獲得したFWカリム・アデイェミの2人が今季リーグ戦で未だノーゴールなのだ。18歳のユウスファ・ムココは6ゴールと結果を出しているが、さすがにムココ1人でハーランドの穴を埋めることはできない。
ハラー離脱を受けて急遽獲得したベテランのアントニー・モデストも2ゴールに留まっており、ケルン時代の爆発力は見せられていない。首位バイエルンが49ゴール奪っていることを考えると、ドルトムントは明らかに得点力不足だ。

マレンに関してはコーディ・ガクポを失ったPSVが復帰へ向けて動くとの話題もあるようだが、独『Ruhr Nachrichten』はこれを否定。ドルトムントの前線のピースが不足しているため、後半戦もマレンは戦力になるとの見方だ。

後半戦は治療を乗り越えたハラーも復帰する見通しで、リーグ順位6位から巻き返したいところ。開幕前はアデイェミやモデストの獲得もあり、ハーランドの穴を埋められるとの見通しもあったのだが、前半戦はその読みが外れた。後半戦も得点力が上がらなければ厳しいが、再びライバルのバイエルンを追いかけられるか。

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