“世界最高のCB”との評価が変わってきた? 「ファン・ダイクの有無に関わらず苦戦している」

リヴァプールの最終ラインを束ねてきたファン・ダイク photo/Getty Images

リヴァプールの調子が上がらない

2018年の冬以降、リヴァプールは変わった。原動力となったのは、サウサンプトンから獲得したDFフィルジル・ファン・ダイクだ。

リヴァプールは2017-18シーズンにチャンピオンズリーグ準優勝、続く2018-19シーズンには優勝を果たした。2019-20シーズンには悲願だったプレミアリーグのタイトルまで獲得することになり、マンチェスター・シティと並ぶ国内2強として充実の時を過ごしてきた。

これにファン・ダイクは大きく貢献しており、ファン・ダイクの加入で守備が劇的に安定。ファン・ダイク自身も世界最高のセンターバックと評価されるようになった。スピード、高さ、1対1の強さ、足下の技術、読みの鋭さなど弱点がない理想的なセンターバックと言えよう。
しかし、その評価が変わりつつある。今季はチームの調子が上がらず、2日に行われたブレントフォード戦も1-3のスコアで落としてしまった。優勝争いどころか、トップ4入りすら危うい6位に甘んじているのだ。

米『ESPN』は「ファン・ダイクの有無にかかわらず苦戦している」と取り上げており、ファン・ダイクがいても守備が安定しない。

ファン・ダイクに関しては2020年10月に負った大怪我が今も影響しているとの声もあり、あの怪我からフォームが100%に戻らなくなってしまったのかもしれない。それでも優れたセンターバックなのは事実だが、当初の無敵感は無くなりつつあるか。

優勝した2019-20シーズンは失点を33にまとめていたが、今季は17試合消化時点で22失点だ。早々に優勝争いから脱落したところがあり、今夏はチームを見直すタイミングとなりそうだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ