マンUは屋台骨となるラッシュフォードら4選手との契約を1年引き伸ばし デ・ヘアの延長OPはまだ行使せず

ワールドカップで活躍したラッシュフォードは、バーンリー戦でも驚異的なゴールを決めた photo/Getty Images

トップ4フィニッシュを狙いたい今季のマンU

ワールドカップ終了後、最初の試合となったカラバオカップ4回戦のバーンリー戦を2-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド。ここにきて主力4選手の契約も延長しており、シーズン後半戦に向けてさらなる弾みをつけている。
 
今季からエリック・テン・ハーグ監督が率いるマンUは、リーグ開幕2試合こそつまずいたものの、8勝2分4敗の5位という悪くない成績でリーグ戦中断期間を迎えた。さらに、先日のバーンリー戦の勝利により、カラバオカップではベスト8進出を決めている。
 
ヨーロッパリーグでは惜しくもグループステージ2位フィニッシュとなってしまったが、決勝トーナメント進出の可能性はまだ残されており、決勝トーナメントプレイオフで強敵バルセロナと対戦する。厳しい戦いになると予想されるが、勝てばEL優勝に向けて勢いに乗ることができるだろう。
 
そんな中、マンUはDFディオゴ・ダロト、MFフレッジ、FWマーカス・ラッシュフォード、DFルーク・ショーといった4選手との契約延長を発表。彼らとクラブの契約は今季限りとなっていたが、それぞれ1年の契約延長オプションが存在しており、今回はそれを行使した形だ。これに加え、クラブはこの契約延長に対するテン・ハーグ監督の声明も公表している。
 
「チームが正しい方向に進んでいることに満足している。そして、この選手たちはそれに大きく貢献している」
 
「彼らを成長させ、サポートし、我々のプロセスに留めておきたい。だからこのような決断に至ったのであり、正しい決断であると確信している」
 
「我々は将来のために、より長い年月をかけてチームを作りたい。そして、これらの選手たちはその一員でなければならない」
 
ダロト、ラッシュフォード、ショーの3人はレギュラー格の選手として存在感を放っており、MFクリスティアン・エリクセンやMFカゼミロといった強力なライバルに押され気味なフレッジも、出場機会を与えられた際には懸命に戦っている。テン・ハーグ監督が残したいと考えるのも無理はない。
 
一方、英『Evening Standard』は、この4人と同じ状況にあったにも関わらず、GKダビド・デ・ヘアの契約延長オプションが行使されなかったことを指摘している。ビルドアップなどいくつかウィークポイントはあるかもしれないが、要所要所でビッグセーブを披露してチームに勝利をもたらしているだけに、彼の動向は気になるところだ。

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