カゼミロがヴァラン、L・マルティネスのバックアッパー候補に? 中盤戦士のCB起用は今後もオプションになりうる

CBとしてバーンリー戦に出場した photo/Getty Images

すっかりマンUのレギュラーに定着したカゼミロ

今季からマンチェスター・ユナイテッドでプレイしているMFカゼミロ。彼は中盤を本職としている選手だが、22日に行われたカラバオカップ4回戦のバーンリー戦ではセンターバックとして先発出場。もしかすると今後もこのポジションでプレイする機会がやってくるかもしれない。
 
現在マンUではDFラファエル・ヴァランとDFリサンドロ・マルティネスの2人がセンターバックのレギュラーとして君臨しているものの、両者はそれぞれフランス代表、アルゼンチン代表の一員としてワールドカップ・カタール大会の決勝を戦った。そのため、今回のバーンリー戦はDFヴィクトル・リンデロフやDFハリー・マグワイアの起用が見込まれたが、マグワイアは体調不良により欠場。マグワイアに代わってリンデロフとコンビを組んだのがカゼミロだった。
 
この試合のカゼミロは、自らのパスミスでピンチを招くシーンなどもあったものの、全体としては攻守において好パフォーマンスを披露。クリア数5回、シュートブロック数2回、タッチ数126回、パス成功数90本は両チーム通じて最多の数字となっており、2-0の勝利に大きく貢献している。
 
英『Manchester Evening News』は、マンUがポゼッションで上回る試合では、カゼミロがヴァラン、L・マルティネスの最高のバックアッパーになる、と今回の彼のパフォーマンスを評価。マンUが攻撃的になる必要がある際はカゼミロをCBに配置し、より前に出ていくことができるMFスコット・マクトミネイなどを中盤で代わりに起用するという興味深いオプションが増えたと指摘している。
 
マンUの次戦は28日に行われるプレミアリーグのノッティンガム・フォレスト戦となるが、ヴァランとL・マルティネスはこの試合も出場するかどうか微妙なところであり、マグワイアの状態次第では再びカゼミロのCBが見られるかもしれない。ここで再び彼がCBとして好パフォーマンスを見せれば、エリック・テン・ハーグ監督もこれを本格的なオプションとして考え始めることだろう(データは『SofaScore』より)。

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