来季J2昇格を目指すFC岐阜のカギとなる J1優勝経験にポルトガルでもプレイしたエースの得点量産に期待だ

来季結果を残せるか(写真は神戸時代) photo/Getty Images

田中が契約延長した

FC岐阜は15日、田中順也との契約を延長したことを発表した。J2昇格に向けて大型補強を決行した岐阜だったが、J3リーグで14位で終わるなど、悔しいシーズンとなった。来季こそJ2の舞台へ戻るべく、ストライカーの活躍に期待がかかる。

順天堂大学から2010年に柏レイソルへ正式加入した田中。前年にも特別指定選手としてJ1リーグ戦9試合に出場していた大卒ルーキーはJ2に降格したクラブで初年度からレギュラーに定着する。リーグ戦24試合6ゴールを記録すると、2011年にはJ1で30試合13ゴールと大ブレイク。クラブのJ1初優勝に貢献するなど、リーグ屈指のFWへと成長した。

その後も柏で実績を積むと、2014年にはプリメイラリーガのスポルティングへと移籍。1年目から17試合5ゴールと結果を残した田中は、翌年も活躍に期待されたものの、指揮官変更とともに出場機会が減少。2016年には柏へ復帰した。翌年からはヴィッセル神戸で5年間プレイし、今季から岐阜へ加入している。
初挑戦のJ3リーグは24試合3得点に終わった。35歳となったいまも強さとテクニックを持ち合わせ前線の起点となり、強烈なシュートは相手ゴールネットを打ち抜く。来季、より彼のポテンシャルを発揮できれば、岐阜の順位はさらに上へといくことだろう。

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