“2戦連続アシスト”のテオ・エルナンデスがフランス代表の攻撃を加速させる エース・ムバッペとの好連携で左サイドを制圧

ムバッペとテオ・エルナンデスの左サイドはフランス代表のストロングポイントに photo/Getty Images

兄・リュカの分まで活躍が期待されるテオ・エルナンデス

27日、FIFAワールドカップ・カタール大会を戦うフランス代表はデンマーク代表に勝利し、早くも決勝トーナメント進出を決めた。初戦のオーストラリア代表戦ではDFリュカ・エルナンデスが負傷交代するというアクシデントもあったが、その代役を務めたDFテオ・エルナンデスがチームに好影響をもたらしている。

フランス代表はグループステージの初戦でオーストラリア代表戦を4-1で下したのだが、先制点を許したシーンでリュカ・エルナンデスが負傷してしまい、13分にピッチを去っている。試合後の検査では右膝の前十字靭帯断裂と診断され、復帰まで半年ほどと見込まれている。

リュカ・エルナンデスの代役として登場したのが弟のテオ・エルナンデスだ。センターバックもできる兄のリュカとは違い、テオ・エルナンデスは超攻撃的な左サイドバック。同点を目指すフランス代表にとって、戦術的にもうってつけのカードだった。
そして27分、テオ・エルナンデスはMFアドリアン・ラビオのヘディングゴールを左サイドのクロスからアシストし、チームを同点に導いている。その後も彼は左ウイングのFWキリアン・ムバッペと巧みに連携し、左サイドを制圧。オーストラリア代表DF陣に脅威を与え続けた。

さらに、先発出場を果たした今回のデンマーク代表戦でも、テオ・エルナンデスはムバッペの先制弾をアシストした。ムバッペが2戦連続ゴール、テオ・エルナンデスが2戦連続アシストを記録していることからも、フランス代表の左サイドが機能していることがよくわかる。

テオ・エルナンデスは、所属先のミランでもポルトガル代表FWラファエル・レオンとのコンビネーションで左サイドを制圧することが多く、この2人が揃う左サイドはミランにとって最大の武器になっている。フランス代表の最前線が同じくミランのFWオリヴィエ・ジルーであることも踏まえれば、テオ・エルナンデスにとってはレオンがムバッペに変わっただけという感覚があるはず。伸び伸びプレイできている要因の一つとも言える。

このテオ・エルナンデスの活躍に対し、英『Daily Mail』は「もちろんテオはこんなこと(リュカの負傷)は望んでいなかっただろうが、リュカの不在は、彼が今大会のスター選手の一人になるチャンスを得たということだ」と伝えている。決勝トーナメントでも彼の攻撃力は猛威を振るうだろう。

ただし、優勝候補クラスの相手と対戦する際は、攻め上がったテオ・エルナンデスの背後をより狙われる可能性が高く、守備面には不安がある。そういった意味でもリュカ・エルナンデスの離脱は大きな痛手となりそうだが、決勝トーナメントでフランス代表が左サイドをどのように守るのかは注目だ。

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