鹿島が岩政大樹監督の続投を発表 クラブの伝統と新たなスタイルの構築へ来季も挑戦が続く

岩政監督が続投 photo/Getty Images

岩政監督が続投へ

鹿島アントラーズは18日、岩政大樹監督が来季も続投することを発表した。今季序盤戦と後半戦でチームを率いた指揮官が、1年間のフルシーズンを戦うことになった。

岩政監督はコーチだった今季序盤、新型コロナウイルスの入国制限によって来日できなかったレネ・ヴァイラー前監督の代わりに監督代行として指揮。J1では開幕から4試合で3勝1敗と上々の成績を挙げてヴァイラー監督とバトンタッチした。

次に岩政監督が指揮を執ったのはヴァイラー監督が解任された8月のアビスパ福岡戦。オウンゴールとエヴェラウドのゴールで2-0と勝利して優勝戦線に残りたかった鹿島だが、最終的には13勝13分8敗の勝点52で4位でシーズンを終えた。また2016年の天皇杯を最後に国内タイトルから遠ざかっているクラブは天皇杯でベスト4に進出するも、ヴァンフォーレ甲府に敗れて今年も無冠に終わった。
来季はリーグ優勝やタイトル獲得を目標とする鹿島。チームの伝統的なスタイルからの脱却を図った今季は厳しいシーズンとなった。クラブ公式を通じて岩政監督も「『伝統と革新』『新しい鹿島をつくる』そのための歩みを、選手たちとともに、皆さんと一緒に、力強く推し進めていく1年にしたいと思っています」とコメント。伝統的な強さに加えて新たな鹿島を作るべく、岩政監督の挑戦が続く。

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