マグワイア売却で再びアヤックスから教え子獲得? テン・ハーグ就任後から進む“最終ライン改革”

テン・ハーグが再びアヤックスから教え子獲得に動く photo/Getty images

後方の安定感がチームを支える

マンチェスター・ユナイテッドにエリック・テン・ハーグ監督が就任し、まず行ったのは最終ラインの改革だ。アヤックスからリサンドロ・マルティネス、フェイエノールトからタイレル・マラシアを獲得した。マルティネスはすぐさま新天地に適応しディフェンスリーダーとして赤い悪魔を支えている。

最終ラインが安定するだけでユナイテッド全体にも安定感が生まれた。攻撃を組み立てるビルドアップが整備されたことでより前線に効果的にボールが集まるようになっており、アタッカーが輝きを放つ。

ユナイテッドは冬の移籍市場でも最終ラインの強化を考えており、ハリー・マグワイアを売却することができれば最終ラインに枠が空き、アヤックスのユリエン・ティンバー獲得に動くことになると英『90min』が報じている。ユナイテッドはマグワイアのプロ意識の高さを評価しているようだが、以前から指摘されているスピード不足を問題視しており、売却を視野に入れているという。
ターゲットとなっているティンバーはテン・ハーグの教え子であり、昨季はマルティネスとアヤックスでコンビを組んでいた。

センターバックに右サイドバックと器用に2つのポジションを務められる守備者で、今季は主にCBとしてピッチに立っている。ユナイテッドは右SBが不足しており、獲得されることになればディオゴ・ダロトとポジションを争うことになるだろう。

ティンバーは高い守備強度とビルドアップでの貢献度を備えており、獲得となればマルティネス同様にチームは活性化されるはずだ。以前はCBとして179cmは物足りないといった意見もあったが、さらに小さい175cmのマルティネスがプレミアリーグで活躍しており、守備者の背丈を気にする時代は終わった。

CBだけでなくGKの獲得にも動いているユナイテッド。最終ラインの安定感は重要であり、ティンバーを獲得することはできるのだろうか。

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