縁の下の力持ちとして横浜FMを支えたキャプテン 3年ぶりに優勝シャーレを掲げた男

中心でシャーレを掲げる喜田 photo/Getty Images

喜田の活躍も見逃せない

横浜F・マリノスはJ1第34節でヴィッセル神戸に3-1で勝利して、2019年以来3年ぶりのJ1王者に輝いている。そんなクラブを中盤から支え続け、2度目のシャーレを掲げた男が喜田拓也だ。

2019年からキャプテンを務めている喜田。主将就任初年度に優勝シャーレを手にしたものの、翌2年間は川崎フロンターレに王座を明け渡していた。そして今季はJ1で首位を走り抜き、優勝まであと一歩と迫ったのが第32節・ガンバ大阪戦だった。

しかしここからまさかの連敗を喫し、2位・川崎と勝点2差まで詰め寄られる展開に。それでも選手たちは優勝だけを信じ、目の前の相手と戦ってきた。第33節の浦和レッズ、最終節の神戸にそれぞれ攻撃的に戦い、2試合で7ゴールを決めて歓喜の瞬間を引き寄せた。
このチームをけん引してきた喜田は、前線で豊富な攻撃陣を中盤から支え、神戸戦では自身の強さを発揮。山口蛍、大﨑玲央の中盤コンビ相手に8度のデュエルで勝利数は「5」を記録し、インターセプト数は「4」とボールを保持しながら試合を支配した横浜FMにとって縁の下の力持ちとして活躍した。

今季は23試合の出場で無得点に終わった喜田。それでも精神的な支柱として横浜FMで必要不可欠な存在だ。来季はもう一度優勝シャーレを掲げるための戦いに挑む。今季以上のパフォーマンスを発揮できるか期待だ。

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