ヴァランの負傷で出番を得るのはリンデロフ?マグワイア? マンUのキャプテンがCB4番手となってしまう可能性も

落胆するヴァランを介抱するL・マルティネス photo/Getty Images

安定感のあったヴァラン&L・マルティネスのCBコンビ

23日に行われたチェルシー戦を1-1のドローで終えたマンチェスター・ユナイテッド。この試合ではDFラファエル・ヴァランが負傷交代となってしまったが、彼の代役は誰になるのか。
 
今季からチームの指揮をとっているエリック・テン・ハーグ監督は、シーズン開幕当初、DFハリー・マグワイアとDFリサンドロ・マルティネスのセンターバックコンビをスタメンで起用していた。しかし、ブライトンとの開幕戦を1-2で落とすと次節のブレントフォード戦は4-0の大敗。第3節リヴァプール戦ではマグワイアの代わりにヴァランが起用され、2-1の勝利をあげた。
 
これを機にヴァランとL・マルティネスのCBコンビが定着し、ここからマンUはリーグ戦4連勝を飾る。10月に入ってからは一時的にヴァランが負傷離脱してしまった時期もあったが、その際はマグワイアも離脱していたため、必然的にDFヴィクトル・リンデロフがスタメンで起用されていた。
 
第11節ニューカッスル・ユナイテッド戦からは回復したヴァランがスタメンに戻り、L・マルティネスとのコンビが復活。しかし、ヴァランは直近のチェルシー戦で再び負傷してしまい、痛みの強さからカタールW杯行きが絶望的と感じたのか、ユニフォームに顔を埋める仕草も見られた。
 
英『Manchester Evening News』によれば、まだヴァランの負傷度合いははっきりとしていないものの、当初予想されていたよりは軽症であると見られているようで、数週間の離脱が示唆されている。一方、負傷の影響でメンバー外が続いていたマグワイアはトレーニングに復帰しているようで、同メディアは28日に行われるヨーロッパリーグのシェリフ・ティラスポリ戦に出場できる可能性が高いのではないかと見ている。
 
マグワイアは今季もチームのキャプテンを務めているが、彼が今季先発出場した試合はここまで3戦3敗。決して彼だけの責任というわけではないが、印象があまり良くないことは確かであり、彼が離脱している間、リンデロフはまずまずのパフォーマンスを見せた。
 
マグワイアがメンバーに復帰してからもリンデロフが優先的に起用されてしまえば、キャプテンの序列がCB4番手であることが決定的となってしまう。恐らく最初は両者にチャンスが与えられるはずだが、そこでのパフォーマンスは今後の運命を大きく左右することになるだろう。

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