ヴィニシウスと変わらぬ数字 リーガで“ドリブル成功数第2位”と躍動するイ・ガンインは目覚めた

マジョルカで活躍するイ・ガンイン photo/Getty Images

マジョルカ残留への希望に

リーガ・エスパニョーラで注目されてきた韓国のヤングスターは、今季順調に評価を上げている。マジョルカにとって希望の星となっている韓国代表MFイ・ガンインだ。

昨季まではマジョルカでも数字を上げられず、韓国代表での立場も不安定だった。韓国代表での最後の出場は昨年3月の日本戦となっており、今年9月の代表2連戦もベンチに座ったままだった。

ウォルバーハンプトンのファン・ヒチャン、フライブルクのチョン・ウヨン、マインツのイ・ジェソンなど、韓国の2列目も海外組は多い。
しかし、今季のイ・ガンインは一味違う。リーグ戦では2ゴール3アシストを記録してマジョルカを懸命に引っ張っており、ドリブル成功数は1位のレアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオール(27回)に次いで2番目に多い20回を記録。

チャンスメイク数もリーグ第10位となる19回を記録しており、今季序盤戦で印象はかなり変わってきている。ヴィニシウスのチャンスメイク数が21回となっているため、ドリブル成功数と合わせて数字だけならヴィニシウスに近いものをイ・ガンインは残している。

マジョルカは22日に行われたバレンシア戦に2-1で勝利しているが、ゴールを決めたのはイ・ガンインと最前線のヴェダト・ムリキだった。この2人がマジョルカの生命線となっており、イ・ガンインも苦労するチームの中で充実の時を過ごしている。

今のペースならワールドカップでも韓国代表のゲームチェンジャーとなる可能性があり、今季は驚きの成長スピードを見せている。

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