ユヴェントスに2015-16の再現はあるのか ライバル撃破から目指す大逆転のスクデット

エンポリに4-0で快勝したユヴェントス photo/Getty Images

2015-16シーズンはより悪い立ち上がりだった

8位と出遅れたユヴェントスがここから反撃するシナリオもあるだろうか。今後の展開に期待をかけたのは、元ユヴェントスMFエルナネスだ。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、エルナネスが重ねたのは2015-16シーズンだ。当時はユヴェントスがセリエAを支配していた時代だったが、この2015-16シーズンは開幕2連敗と嫌なスタートを切った。

その後もなかなか調子が上がらず、第10節を終えた段階で3勝3分4敗と出遅れてしまった。単純に勝ち点だけを見れば、今季よりも2015-16シーズンの方が悪い立ち上がりだったのだ。
当時の流れが変わったのは、第11節でライバルのトリノとのダービーマッチを2-1で制してからだ。ここからユヴェントスは怒涛の15連勝を達成し、一気に首位を奪取。そのままシーズンを駆け抜け、最終的には勝ち点91を稼いだ。

今季もその流れに続けるのか。15日に行われたセリエA第10節にて、ユヴェントスはトリノとのダービーマッチを1-0で制している。続く21日のエンポリ戦は4-0のスコアで快勝しており、エルナネスが2015-16シーズンの再現を期待したくなるのも理解できるか。

当時と今では戦力やライバルの状態も異なるため、単純な比較はできない。しかし今冬に加えたFWドゥシャン・ヴラホビッチなどタレント力はまずまず揃っており、年明けからMFポール・ポグバやアンヘル・ディ・マリアが本格稼働できれば面白い。

現在首位ナポリとは勝ち点さ10がついているが、まだ諦めるには早い。指揮官マッシミリアーノ・アッレグリの手腕を疑う声もあるものの、エルナネスと同じシナリオを描いているサポーターもいるはずだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ