ユーヴェから来たのに“MF5番手or6番手”? チェルシーで出場ゼロのザカリアの評価

チェルシーに加入しているザカリア photo/Getty Images

若いチュクウェメカも出番が増えてきた

エンゴロ・カンテの負傷が長引いているチェルシーだが、中盤のタレントはまずまず多い。

中盤の底からゲームをコントロールするジョルジーニョ、縦への推進力も誇る身体能力が自慢の大型MFルーベン・ロフタス・チーク。この2人は今節1-1で引き分けたマンチェスター・ユナイテッド戦で先発を任されていた。

そのマンU戦で途中出場したマテオ・コバチッチはテクニックが高く、ボールを運ぶ技術はチーム髄一だ。さらに今季に入って本格ブレイクの兆しを見せているのが19歳のMFカーニー・チュクエメカだ。
今夏にアストン・ヴィラからやってきた187cmのU-20イングランド代表MFは、途中出場から徐々にチャンスを増やしている。昨年10月の段階では市場価値250万ユーロだったが、今では1500万ユーロにまで急上昇。チェルシーの新指揮官グレアム・ポッターからも信頼されているようで、マンU戦では途中出場を果たしている。

またマンU戦では出番がなかったが、クリスタル・パレスのレンタル移籍から復帰したコナー・ギャラガーも有望なMFと評価されている。前節のブレントフォード戦では先発を任されており、こちらも戦力とカウントされている。

そんな中、まだ今季まったく出番がないのがユヴェントスからレンタル移籍してきたスイス代表MFデニス・ザカリア(25)だ。スイス代表での経験も豊富なザカリアは確かな実力者だが、マンU戦でもベンチに座ったままだった。

今挙げたMFたちとはタイプの異なる守備的MFではあるが、ここまで出番がないのは想定外だったか。ボルシアMGでの活躍が認められて今冬にユヴェントスへ加入したのはステップアップだったはずだが、ユヴェントスでも怪我の影響もあって満足にプレイ出来なかった。

チェルシーではさらに出番が減ってしまい、25歳ザカリアのステップアップは上手くいっていない。カンテが離脱している今はチャンスのはずだが、中盤での序列は5番手か6番手といったところか。ワールドカップを前にスイスの番人は苦戦が続いている。

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