オヤルサバル、アリ・ショー……負傷者戻らない攻撃陣で奮闘 過密日程の10月全試合に出場中。タフネスは久保建英の武器

レアル・ソシエダで輝きを放ち続ける久保建英 photo/Getty images

怪我せず連戦をこなしている

現在公式戦8連勝中のレアル・ソシエダは22日にアウェイでバリャドリードと対戦。8連勝という記録はクラブ史上最多の連勝記録であり、ここでも勝利となればその記録は9試合に伸びることになる。しかし前半に喫した失点が重くのしかかり、1-0での敗戦となった。

日本代表の久保建英はこの日も前線2トップで先発となった。ここ最近は継続して先発に選ばれており、イマノル・アルグアシル監督からの信頼は厚い。ただ久保の相棒であるアレクサンデル・セルロートはベンチ外。西『MUNDO DEPORTIVO』によると、発熱が原因だという。今季のラ・レアルはリーグ戦とELを並行して戦っており、とくに10月の日程は厳しいものだ。

相棒を欠くことになった久保だが、このゲームでも攻守両面で輝きを放つ。守備面では相手のビルドアップにプレッシングを繰り返し、攻撃面では前半終了間際に素晴らしいミドルシュートを突き刺した。VARの介入もあって取り消しとなったが、コース、威力共に完璧なシュートだった。
「左サイドで最も危険な状態を作り出し、無効とされたがゴール隅にシュートを突き刺した。しかしハーフタイム後はゲームから消えることに」

西『MUNDO DEPORTIVO』は久保をこのように評価している。取り消されたが豪快なミドルシュートを突き刺した前半を高く評価するも、後半はインパクトを残すことができなかったということか。

週2試合での過密日程が続くのは今後のラ・レアルにとっては都合が悪い。セルロートは体調が整えば復帰できると予想できるが、ウマル・サディク、モハメド・アリ・ショーと主力のアタッカーが離脱しており、ミケル・オヤルサバルこそトレーニングに復帰しているが、戦列に戻るのはいつになるのか。その中で週2試合をこなしている久保のタフネスは称賛に値するものであり、バリャドリード戦では取り消されたが素晴らしいシュートを放つなど好調さをアピールしている。現在10月のゲームは全試合に出場しており、28日のELオモニア戦、31日のレアル・ベティス戦でもピッチに立ち、活躍する久保に期待だ。

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