1G1AでMOM獲得、守備面では7回のボール奪取成功 英2部で躍動するアーセナルの超新星は逞しさを手に入れた

英2部ブラックプールで躍動するチャーリー・パティーノ photo/Getty images

荒く激しい英2部で活躍中

エミール・スミス・ロウにブカヨ・サカ、ガブリエウ・マルティネッリと今季プレミアリーグで首位を走るアーセナルの強みは前述した若手たちだ。チーム全体が若く、優秀な選手たちをミケル・アルテタ監督が率いる。今季は近年稀に見る好調なシーズンであり、リーグタイトル獲得が期待されている。

そんなアーセナルで将来を期待されているのが、MFチャーリー・パティーノ(19)である。長くアーセナルのアカデミーでプレイし、昨季トップチームデビューを飾ったパティーノ。今季は出場機会の確保を求め、イングランドの実質2部であるチャンピオンシップのブラックプールにレンタルで出されている。

怪我で今季少し出遅れたパティーノだが、中盤で出場機会を得ており、ここまで11試合で2ゴール1アシストを記録している。直近のプレストン戦(4-2〇)では1ゴール1アシストの大活躍であり、マンオブザマッチに選ばれた。
プレストン戦で光ったパティーノの武器は攻撃面だけでなく、守備面でのスタッツも非常に優秀だ。フルタイムで出場し4回のインターセプトと3回のタックルを成功させている。プレミアよりも激しいとされるチャンピオンシップでこれだけの数字を残せれば強度の部分は十分だろう。以前は線の細い印象を受けたが、現在はトレーニングの効果なのか逞しさが目立つようになってきた。

英『football.london』では躍動するパティーノのアーセナル復帰を期待している。シーズンローンであり、今季終了後に戻ってくることはずだ。

「我々は彼を慎重に育てなければならない。彼の前にはまだ多くのライバルがいる」

アルテタはパティーノの活躍を称賛しながらも、慎重になるべきだと主張している。若手への過大すぎる評価は逆効果であり、プレッシャーになってしまう。パティーノへの期待が大きいだけに、アルテタはゆっくり慎重に育てたいのだろう。

アーセナルはウルブズのルベン・ネベス、レスター・シティのユーリ・ティーレマンスと今後の移籍市場で中盤の獲得を希望している。パティーノも中盤戦士であり、無事アーセナルに戻りポジションを掴めるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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