希望したバルセロナ残留叶うもリーグ戦“先発は3試合”のみ オランダ代表MFは現状に不満漏らし移籍か

思うような出場機会を得られていないフレンキー・デ・ヨング photo/Getty images

夏に移籍する選択肢はなかったのだろうか

今夏の移籍市場では常に話題の中心にいたバルセロナのMFフレンキー・デ・ヨング。アヤックス時代の恩師であるエリック・テン・ハーグがマンチェスター・ユナイテッドに就任したことでユナイテッドはこのオランダ代表MFの獲得を目指した。

しかしユナイテッドの長期間での追跡もむなしく、獲得は失敗。デ・ヨングはバルセロナ残留を望んだ。そこでユナイテッドはレアル・マドリードからカゼミロを獲得している。

ユナイテッドからの幾多のアプローチを退け残留したデ・ヨングだが、バルセロナでの状況はパッとしない。チームはリーグ首位を走っているが、リーグ戦での先発は3試合のみ。出場試合数でいえば7試合と悪くないが、絶対的な存在ではない。
西『SPORT』によるとデ・ヨングは現状に不満を抱いており、移籍を希望しているようだ。その原因が前述した先発の少なさであり、ペドリ、ガビ、セルヒオ・ブスケッツの中盤トリオの牙城を崩せないでいる。

デ・ヨングのパフォーマンス自体はそれほど悪くないが、ポジションを争う相手が悪い。ペドリとガビは若く可能性の塊であり、実力も確かだ。アンカーに関してはシャビ・エルナンデス監督がオランダ代表MFをブスケッツの後継者として考えておらず、出場機会を増やすのは難しい。チェルシーのジョルジーニョをフリーで獲得するといった話もあり、後釜は別にいると考えられる。

同紙の報道によると、ユナイテッドは今後もデ・ヨングの獲得を目指すようだ。オランダ代表MFがプロジェクトに参加したい意思があれば獲得すると見られており、テン・ハーグの願いが叶うことはあるのか。

バルセロナでのキャリアは下降気味なデ・ヨング。3-3で引き分けたインテル戦では推進力のあるドリブルから存在感を発揮しており、彼を生かせるチームは他にあるはずだ。

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