マクトミネイの後半AT決勝弾は狙い通りのものだった マンUに劇的勝利をもたらした“ペナ角からの崩し”

途中出場から決定的な仕事をやってのけたマクトミネイ photo/Getty Images

マクトミネイの今季初ゴールがチームを勝利に導いた

14日に行われたヨーロッパリーグのオモニア・ニコシア戦で1-0の勝利を飾ったマンチェスター・ユナイテッド。途中出場のMFスコット・マクトミネイが後半アディショナルタイムにゴールを奪う劇的な展開となったが、彼のシュートまでの流れはある程度意図して作られたものだったようだ。
 
7日に行われたアウェイマッチでは、2-3の打ち合いを制してオモニアを下していたマンU。6-3の大敗を喫した2日のマンチェスター・シティ戦以降スタメンから外れているマクトミネイは、3試合連続のベンチスタートとなった。
 
この試合のマンUは終始ゲームを支配していたものの、オモニアの守護神フランシス・ウゾホの好セーブ連発などもあり、なかなかゴールを奪うことが出来ず。エリック・テン・ハーグ監督はFWジェイドン・サンチョ、DFルーク・ショー、MFクリスティアン・エリクセン、マクトミネイなどを次々に投入して打開を図った。
 
この起用が実を結んだのは後半アディショナルタイム。左サイドからボックス内に侵入したサンチョが中央へパスを送ると、マクトミネイが少しずらしてから相手DFの股を抜く技ありのシュートを放ち、値千金のゴールをゲット。マンUが執念で勝ち点3を獲得した。
 
英『Manchester Evening News』によれば、ゴール前を固めるオモニアに対し、シュートまで持ち込むためにどこを崩すかという共通認識がマンUにはあった模様。マクトミネイがこのように明かしている。
 
「彼らは試合が進むにつれて、どんどん深い位置へと下がっていった。ペナルティエリアの角にたくさんのスペースがあったから、僕たちはそこを活かしつつシュートまで持ち込みたかったんだ。実際、僕は3本のシュートを放った。1つはあまり良くなかったが、2つはゴールになる可能性があった」
 
彼の放った3本のシュートは、いずれも左のペナルティエリア角付近からの崩しが起点となっており、まさに狙い通りの形を作ることができていた。当然、最後に決めきったマクトミネイは見事だったが、チームでもぎとった決勝点と言えるだろう。

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