「新生アーセナルのファンのお気に入りだ」 険悪だったジャカとサポーターの関係は完全修復か

サポーターとの関係に雪解けの気配 photo/Getty Images

今季すでに2ゴール3アシストと好調のジャカ

1日に行われたトッテナムとのノース・ロンドン・ダービーにて、ダメ押しの3ゴール目を決めたアーセナルのMFグラニト・ジャカ。クラブOBのマーティン・キーオン氏は、彼とサポーターの関係が修復されたことを示唆するようなコメントを残した。
 
2019年10月、ジャカはホームで行われたクリスタル・パレス戦の交代時に不適切な振る舞いを見せてしまい、ここからサポーターとの関係が悪化。当シーズンから任されていたキャプテンの座も剥奪される事態に発展し、それ以来アーセナルからの退団も何度か噂されていた。
 
それでもジャカは現在に至るまでアーセナルを離れることはなく、中盤の主力として長きに渡ってチームに貢献してきた。英『Football London』によれば、彼はインターナショナルブレイク前に行われたブレントフォード戦の試合後にサポーターから拍手を送られていたようで、彼の名前が場内に響いていたという。この出来事について、ジャカは自らの想いをこのように明かしていた。
 
「正直なところ、こんなことが起こるなんて思ってもみなかった」
 
「目の前でファンから自分の名前を歌ってもらえるなんて、とてもとても特別だし感動的だ。僕はずっとこれを望んでいた」
 
そして、代表ウィークを挟んで迎えた今回のトッテナム戦で、ジャカは67分にゴールをゲット。これを見たキーオン氏は「新生アーセナルのファンのお気に入りだ」と彼のことを称賛したようで、英『Football London』は「このコメントはジャカとサポーターの関係が改善されたことを示すものだ」と伝えている。
 
タイトル獲得も夢ではなさそうな今季のアーセナルにとって、酸いも甘いも知るジャカの存在は戦力的にも精神的にも欠かせない。サポーターが敵ではなく味方となったここからのジャカには、さらなる好パフォーマンスも期待できそうだ。

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