4年前は3部だった男がカタールW杯に? 昨季プレミア12得点で英代表に初招集されたFWの成り上がり

イングランド代表へ招集されたトニー photo/Getty Images

今季は5ゴールのトニー

昨季プレミアリーグへ昇格して13位に入ったブレントフォード。今季も第2節でマンチェスター・ユナイテッドを4-0と退けるなど、ここまで9位となっている。そんなチームをけん引する男がイヴァン・トニーだ。

2020年にブレントフォードへと加入したトニーは、2020-21シーズンに31ゴールを上げてチャンピオンシップのシーズン最多得点を更新し、昇格プレイオフでも得点を挙げてチームをプレミアリーグへと導いた。さらに昇格1年目で12ゴールを決めて残留に貢献した。

そんなトニーは今季もゴールを量産。開幕戦のレスター戦でチームのシーズン初ゴールを決め、第6節のリーズ・ユナイテッド戦ではハットトリックの活躍を見せるなど、ここまで7試合で5得点2アシストを記録している。ゴール前での強さとセンスを兼ね備えており、各カテゴリでそれを発揮できる精神的な強さも兼ね備え、ブレントフォードがプレミアリーグを戦い抜く原動力となっているのだ。
国内での活躍により、イングランド代表への声が高まっていたトニーだが、9月の代表ウィークでイングランド代表へ初招集となった。前回のロシア大会時にはピーターバラへ移籍したタイミングであり、イングランド3部のEFLリーグ1でプレイしていた。そこから4年でプレミアリーグへ登り詰め、ついに代表の声がかかるほどのプレイヤーへと成長。4年前にはイングランド代表のユニフォームを着る姿は想像できていなかっただろう。成り上がりを見せる26歳はカタールW杯でのイングランドの切り札となるかもしれない。

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