この1年で市場価値は倍以上の約10億円に 板倉滉は冨安、鎌田“30億プレイヤー”に追い付けるか

ボルシアMGで評価を高める板倉滉 photo/Getty images

負傷離脱が残念だ

LASKリンツで躍動する中村敬斗。ガンバ大阪出身のアタッカーは現在、レッドブル・ザルツブルクが所属するオーストリアリーグでプレイしており、リーグ2位の好成績を残すチームを支えている。リーグ戦9試合で6ゴール3アシストと素晴らしい数字を残しており、『transfermarkt』が示す市場価値はこの1年で約9倍以上となる、350万ユーロ(日本円にして約5億円)にまで跳ね上がっている。

同じく欧州で活躍し市場価値を高めた人物は多く、ボルシアMGでプレイする板倉滉もそうだ。フローニンヘン、シャルケと順調にステップアップし、今夏の移籍市場でボルシアMGにたどり着いた。

移籍後からすぐにチームからの信頼を掴んでおり、リーグ戦ではセンターバックとしてスイス代表のニコ・エルヴェディと共にプレイし5試合で1アシストを記録している。マインツ戦でのレッドカード、その後の負傷と現在は戦列から離れているが、そういったアクシデントがなければ板倉はより評価を高めていたはずだ。
現在の板倉の市場価値は日本人で7番目に高い750万ユーロ(日本円にして約10億円)だ。上昇を続けており、2021年5月時点では350万ユーロだった。その後シャルケを経由して倍以上の数字になっている。

今後復帰しコンディションが戻るまでどれほどかかるか分からないが、ワールドカップ・カタール大会に出場してハイパフォーマンスを披露すればさらに数字は上がることになるだろう。世界中から注目されるサッカーの祭典であり、対戦相手もスペインやドイツと強豪揃いだ。板倉はそんな強豪にも渡り合える人物であり、それはブンデスリーガで証明している。

日本人選手で最も市場価値が高いのは2200万ユーロ(日本円にして約31億円)の冨安健洋と鎌田大地だ。冨安はアーセナルで、鎌田はフランクフルトで数字を上げている。板倉も彼らと同等の価値を得るチャンスはあり、それだけに負傷離脱が残念だ。11月終盤に復帰予定とされており、続報を待ちたい。

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