「完璧なスタート」だとアーセナルの序盤戦を英紙が大絶賛 ビエイラ、冨安ら“控え組”が重要になる10月の過密日程

10月の過密日程をアーセナルはどう乗り越える photo/Getty images

アルテタは上手く選手の疲労を抑えたい

プレミアリーグは第8節まで進み、代表ウィークに入った。一時中断であり、22-23シーズンの序盤戦は終了だ。

英『Daily Mail』では序盤戦のプレミアを調査し、クラブごとの夏の動きから戦績までを採点している。

対象はアーセナル、アストン・ヴィラ、ボーンマス、ブレントフォード、ブライトン、チェルシー、クリスタル・パレス、エヴァートン、フラム、リーズ・ユナイテッドの10クラブとなる。
最高点はアーセナルとブライトンのグレードAだ。

アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドに敗れたが、6勝1敗勝ち点18序盤戦リーグ首位で終える完璧なスタートを切った。トーマス・パルティの代役は見つからなかったが、ガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコ、ファビオ・ビエイラと即戦力を複数人獲得し、確実に選手層を厚くしている。

今季のアーセナルを評価すべきポイントは取りこぼさなかったことであり、パレス、レスター・シティ、ボーンマス、フラム、ヴィラ、ブレントフォードと確実に勝たなければならないチームから勝ち点3を重ねている。リーグ優勝を目指すには取りこぼしの少なさが必須であり、昨季からの一つの成長だ。ただユナイテッド戦のような対BIG6でのアーセナルの安定感はまだ証明されておらず、代表ウィーク明けのトッテナムとのノースロンドンダービーはチームの評価をさらに高めるチャンスとなる。

そこで重要となるのはブレントフォード戦で躍動したビエイラら控え選手だ。代表ウィーク明けは前述したトッテナム戦が控えており、ELグループステージを挟んで、10月10日にリヴァプールと向かい合う。リーグ戦、ELと週2試合での運用が続くことになり、選手への負担は大きくなる。幸いプレミアは交代枠が3から5に増加しており、ミケル・アルテタ監督は疲労を考え積極的に選手を交代させていくだろう。ビエイラや冨安健洋、マルキーニョス、先日プレミアデビューしたイーサン・ヌワネリなどもっとプレイしている場面を見たい選手は多く、10月はバックアッパーたちが躍動する月になる。

22-23シーズンは完璧なスタートを切ったアーセナル。すでにトーマスも復帰しており、このまま首位を継続することはできるのだろうか。

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