8ゴール6アシストで“W杯モード”へ? パリの王様・ネイマールの2022年は何かが違う

パリで良いスタートを切ったネイマール photo/Getty Images

MNMの中でも1番の輝き

「ネイマールは今夏のパリ・サンジェルマン新戦力だ」

こう取り上げたのは、スペイン『MARCA』だ。

この表現も間違いではないだろう。ここまでリーグ開幕から7試合で8ゴール6アシストと手がつけられない状態となっており、今季のネイマールは何かが違う。
ワールドカップへ向けたモチベーションもあるだろう。今年のカタール大会が最後になる可能性もあり、30歳を迎えたネイマールにとって今季はキャリアの集大成と言ってもいい。そこに照準を合わせてネイマールが体を仕上げてきたのは明らかだ。ここまでパリ最高の選手がネイマールなのは間違いない。

近年は何かと怪我も目立ち、パリでは後輩のFWキリアン・ムバッペがどんどん評価を上げた。ムバッペはリーグ・アンで複数回得点王に輝いており、パリの王様はネイマールではなくムバッペになった印象もあった。バロンドールに近いと言われてきたのもムバッペの方だ。

どこかパリはムバッペのチームになったところがあり、今夏はネイマールの去就話も浮上。ネイマールの人気は下降気味だったとも言える。

しかし、今季はネイマールの方が良いスタートを切っている。8ゴールはリーグ・アン得点ランク首位であり(2位はムバッペで7ゴール)、6アシストはチームメイトのリオネル・メッシの7アシストに次ぐ2位の数字だ。この数字を見るだけでもパリのMNMがいかにリーグを支配しているかが分かってくるが、その中でも現時点ではネイマールがNo.1の輝きを放っていると言っていいだろう。

このペースを11月末まで継続し、勢いそのままにワールドカップへ。これがネイマールとブラジル代表の描くシナリオであり、今季のネイマールは改めて才能を証明するシーズンとなっている。

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