貴重なJ1初得点に先制ゴールの起点にも 巡ってきたチャンスを存分に生かした浦和DF知念哲矢

チームの3点目を決めた知念 photo/Getty Images

ショルツとのコンビで魅せる

浦和レッズはJ1第29節で柏レイソルと対戦。上位相手に4-1と完勝を果たした。センターバックで先発し、自身のストロングポイントを十分に発揮した男が知念哲矢である。

新型コロナウイルス陽性者の影響で複数選手が離脱している浦和は、前節の鹿島アントラーズ戦からもメンバーを変更。その1人が知念である。左センターバックでスタメンに名を連ねると、開始早々から持ち味を生かす。

7分ボールを保持しながら中央の大久保智明へクサビのパスを送る。大久保はボールを受けると、飛び出してきた相手DFをかわして最後は裏へ抜け出した松尾佑介がゴールを決めて先制点を奪う。知念のパスが起点となって開始早々から浦和が1点をリードした。
さらに後半には知念自身にもゴールが生まれる。2点リードで迎えた57分、CKから明本考浩のシュートに反応して押し込み、チームの3点目をゲット。今季FC琉球から加入した知念がJ1初得点を記録して柏相手に大きく差を付けた。

第24節の敵地での名古屋グランパス戦で先発した知念だが、自らのミスで失点に完敗を喫しており、あれ以来出場がなかった。しかしチームが苦しいときに巡ってきたチャンスを生かしてチームに貢献。2得点に絡む活躍を見せるなど、攻守においてアピールに成功した。

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