旗手・古橋・前田が出場もレアルの牙城崩せず 昨季のCL王者はベンゼマ負傷交代もアザール投入後3ゴールで問題解決

レアル・マドリード戦で先発しチャンスを生み出した旗手怜央 photo/Getty images

レアルが強さを見せた

CLグループステージ初戦セルティック対レアル・マドリードの一戦が行われた。

セルティックには日本人選手が多く在籍しており、旗手怜央が中盤で先発、古橋亨梧と前田大然はベンチスタートとなった。井手口陽介はメンバーから外れている。

セルティック・パークで行われたこの一戦でまず主導権を握ったのはホームのセルティックだ。守備時は積極的にハイプレスを仕掛けレアルのボールの前進を阻む。攻勢を強めると、21分カラム・マグレガーがボックス外から鋭いミドルシュートを放つ。ティボー・クルトワが一歩も動けないコースに飛んだが、左ポスト直撃となりゴールネットを揺らすことはできなかった。
対するアウェイのレアルは苦しい前半だった。エースであるカリム・ベンゼマは負傷交代となり、代役としてピッチに立ったエデン・アザールの偽9番が機能せず、攻撃はちぐはぐに。左のヴィニシウス・ジュニオール、右のフェデリコ・バルベルデが個で違いを作るがそれくらいであり、セルティックゴールに迫れない。

後半は前田を投入しよりセルティックが前への意識を強める。しかしハイプレスをはがされ、56分カウンターからヴィニシウスにゴールを許し、さらに60分にはルカ・モドリッチに追加点を決められてしまう。

その後は古橋がピッチに立つことになるも、アザールの追加点が生まれ0-3に。セルティックのハイプレスが弱まったことでレアルが自由にプレイできており、そうなれば攻撃を防ぐことはできない。

そのまま試合終了の笛がなり、0-3とレアルの勝利となった。前半はセルティックがハイプレスから流れを掴みかけたが、アタッキングサードでのクオリティが足りず、ゴールネットを揺らすことはできなかった。レアルはベンゼマの負傷交代というアクシデントに見舞われるも、アザール投入で3ゴール奪っており、昨季のCL王者は今季も間違いなく強い。

セルティック 0-3 レアル・マドリード

[得点者]
56分 ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
60分 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)
77分 エデン・アザール(レアル・マドリード)

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