新加入サディクのゴールでレアル・ソシエダが追い付きドロー 久保建英は技ありラストパス披露も“アシストは幻に”

さっそくゴールを決めたウマル・サディク photo/Getty images

2試合連続での勝ち点獲得

リーガ・エスパニョーラ第4節レアル・ソシエダ対アトレティコ・マドリードの一戦が行われた。日本代表久保建英はベンチからのスタートとなる。

まず先制したのはアウェイのアトレティコだ。左サイドでコーナーキックを得ると、ゴール前でアルバロ・モラタが合わせてゴールネットを揺らす。モラタはヘタフェ戦で2ゴール挙げており、これで3点目となった。

リードを奪われたラ・レアルだが、後方から丁寧につなぐ。15分にはマルティン・スビメンディのロングフィードに抜け出したモハメド・アリ・チョーが前線で収め、そこからのクロスにミケル・メリーノがボックス内で合わせるシーンがあった。残念ながら左ポストに嫌われたが、ホームチームもチャンスを作る。
少し残念だったのはカードが多い荒れたゲームになったことだ。前半だけでラ・レアルはアリ・チョー、スビメンディ、アトレティコ側はサウール・ニゲス、ロドリゴ・デパウル、マルコス・ジョレンテ、ディエゴ・シメオネ監督にイエローカードが提示されている。

後半試合が動く。ラ・レアル新加入ウマル・サディクがアレクサンデル・セルロートと交代でピッチに入り、55分左サイドからのクロスに合わせホームチームが同点に追いつく。

久保は71分に投入されるといきなり魅せる。バイタルエリアでボールを受けると、軸足にボールを当てボックス内にパスを供給。抜け出したサディクがゴールネットを揺らすもオフサイドの判定に。それでも久保は高い技術を披露し、存在感を示した。

試合は1-1でのドロー決着となった。前半ラ・レアルはボールを保持するも出しどころがなかったが、サディクが入ったことで前線でも時間を作れるようになっている。幻のゴールになったが、2度ゴールネットを揺らしており、アレクサンデル・イサクが抜けた穴は早々に埋まるだろう。

レアル・ソシエダ 0-1 アトレティコ・マドリード

[得点者]
5分 アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)
55分 ウマル・サディク(レアル・ソシエダ)

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