古橋が開始直後に負傷交代もセルティックがダービーで4発大勝 先発の旗手&途中出場の前田も勝利に貢献

試合開始早々にピッチを退いた古橋 photo/Getty Images

いきなり古橋が負傷交代する不穏な幕開けとなった

3日、スコティッシュ・プレミアシップ第6節セルティック対レンジャーズのダービーマッチが行われた。セルティックの日本人選手はFW古橋亨梧とMF旗手怜央が先発出場を果たし、FW前田大然はベンチスタート、MF井手口陽介はメンバー外となった。

試合はまさかのアクシデントで幕を開ける。1分に古橋が相手選手との接触で左肩を痛めてしまい治療を受ける。一度はピッチに戻ったものの、結局5分に途中交代となり、セルティックは試合開始序盤からチームの得点源を失うことになった。

そんなショックも束の間、8分にセルティックが先制に成功する。左サイド高い位置からセルティックがプレッシャーをかけると、そのスローインの流れからボールはピッチ中央へ。これにFWリエル・アバダが左足で合わせ、セルティックが1点をリードする形となった。
その後は両チームなかなか決定機を迎えられなかったものの、32分に試合は動く。セルティックが右サイド低い位置から素早いリスタートを行うと、MFマット・オライリーが前線へスルーパス。FWジョタが絶妙なトラップからキーパーの頭上を抜く見事なループシュートを放ち、リードを2点に広げた。

40分には、セルティックがダメ押しの3ゴール目をゲット。DFグレッグ・テイラーが左サイド高い位置で旗手からのパスを受けると、中央へグラウンダーで折り返し、ボールはファーにいたアバダまで到達。今度は右足を振り抜き、キーパーの股を抜くシュートで自身2ゴール目を決めた。

レンジャーズはハーフタイムに選手を1人交代したものの、後半に入ってからもセルティックのリードは揺るがず。

アンジェ・ポステコグルー監督は、73分に交代枠を使い切る3枚同時替えを決断。旗手はベンチへと下がり、前田大然はここからピッチへと投入された。

78分、前田と同時に投入されたMFデイヴィッド・ターンブルが、相手キーパーのビルドアップをカット。そのままネットを揺らし、セルティックが決定的な4点目を奪った。

旗手はピッチを退くまで様々な場面へ精力的に顔を出し、前田も持ち前のスピードを活かして試合終盤にレンジャーズを苦しめた。唯一気がかりなのはやはり古橋の負傷だが、大したことがないよう祈るのみだ。

セルティック 4-0 レンジャーズ

[得点者]
8分 リエル・アバダ(セルティック)
32分 ジョタ(セルティック)
40分 リエル・アバダ(セルティック)
78分 デイヴィッド・ターンブル(セルティック)

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