デパイのユヴェントス行き白紙はバルサにどう響く レヴァンドフスキとのCF2枚体制が有力に?

デパイの去就はいかに photo/Getty Images

ミリクのユーヴェ行き決定で余波を受けそうなバルサ

マルセイユからFWアルカディウシュ・ミリクをローンで獲得したユヴェントス。これにより、FWメンフィス・デパイ獲得の可能性は潰えたようだ。

FWアルバロ・モラタのローン期間が終わり、今夏は彼の代役を探していたユヴェントス。最近まではバルセロナで放出候補となっているデパイが有力となっていたが、最終的には、かつてナポリでプレイし、セリエA1シーズンで17ゴールを記録したこともあるミリクが選ばれる形となった。

スペイン『AS』によれば、チームの総年俸額を少しでも減らしたいバルサは、デパイが移籍金なしでユヴェントスへ向かうことを容認していた模様。しかし、ミリクの登場によってこの話はなくなったと同メディアは伝えている。

今夏のバルサはFWロベルト・レヴァンドフスキをバイエルン・ミュンヘンから獲得しており、彼がCFの一番手に収まっている。他にもFWハフィーニャを獲得し、FWウスマン・デンベレが残留するなど、ウイングの人員も飽和気味となった。

そしてバルサは、サラリーキャップ制限がネックとなり、新加入のDFジュール・クンデを選手登録できないままリーガ開幕2戦を終えている。そういった背景から、デパイやFWピエール・エメリク・オバメヤンといった前線の選手が放出候補となっている他、MFフレンキー・デ・ヨングやFWマルティン・ブライスバイト、DFサミュエル・ウンティティなどの放出を望んでいるようで、実際、ウンティティはレッチェへのローン移籍が決まっている。

デパイのユーヴェ行きが破談となり、また彼の新たな放出先を探す必要が出てきたバルサ。移籍市場閉幕まですでに1週間を切っていることもあり、デパイが今夏中に移籍する可能性は下がったと言えるだろう。

同じ前線の選手であるオバメヤンは、チェルシー移籍が噂されており、個人間ではすでに合意に至ったという報道も出ている。今回の一件によって、バルサがオバメヤンの放出を押し進めることも考えられ、レヴァンドフスキとデパイの2枚体制でCFをやり繰りすることもありえそうだ。

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