“ドルトムントとバイエルンのギャップはかつてないほど広がった” ブンデスリーガ1強時代は今季も継続へ

ブレーメンに敗れたボルシア・ドルトムント photo/Getty images

バイエルンが強すぎる

12-13シーズンから現在に至るまでドイツ・ブンデスリーガのリーグタイトルを獲得し続けているバイエルン・ミュンヘン。10連覇中であり、ドイツでは敵なしだ。

そんなバイエルンだが、長くチームを支えたロベルト・レヴァンドフスキを夏の移籍市場で手放した。代役としてはサディオ・マネを獲得したが、ストライカーとしては大きく差がある。

バイエルンと対をなす存在がボルシア・ドルトムントだ。バイエルンの圧倒的な成績の前にかすんでしまっているが、安定して上位でフィニッシュしており、10-12シーズン、11-12シーズンはリーグ連覇を成し遂げたドイツを代表する強豪だ。
ドルトムントは夏の移籍市場で積極的な動きを見せている。ニクラス・ズーレ、カリム・アデイェミ、ニコ・シュロッターベック、アントニー・モデスト、セバスティアン・ハラー、サリフ・エズジャンを獲得した。どの選手も即戦力であり、バイエルンとの差は縮まったかに思われた。

しかしシーズンが始まってみればバイエルンは3連勝。しかも15得点1失点という圧倒的な成績を残し、ブンデスリーガ首位に君臨している。ドルトムントは2勝1敗とすでに黒星を喫しており、敗れたブレーメン戦は終盤まで2-0とリードしていたが、6分間で3失点を許し敗れてしまった。

英『The Athletic』は「ドルトムントとバイエルンのギャップはかつてないほどに広がっている」とこの逆転劇を振り返っている。

ドルトムントと同じく昨季上位でフィニッシュしたライプツィヒとレヴァークーゼンは躓いている。より深刻なのはレヴァークーゼンで、ドルトムント、アウクスブルク、ホッフェンハイムに敗れ3連敗だ。3試合で奪ったのはチャルレス・アランギスの1ゴールのみで、昨季24ゴール決めたパトリック・シックは不発が続いている。

まだ始まったばかりだが、今季もバイエルンは強力だ。マネは新チームに適応しており、若手のジャマル・ムシアラは手の付けられない選手になっている。昨季はCLでビジャレアルに敗れてしまったが、今季のバイエルンはどこまで突き進むのだろうか。

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