移籍後初ゴール、移籍後初のリーグ先発フル出場 “チーム最高評価”中山雄太は勢いに乗れるか

移籍後初ゴールを記録した中山雄太 photo/Getty images

勝利に貢献した

日本代表DF中山雄太が所属するイングランドの実質2部であるハダースフィールド・タウンが今季初白星を掴んだ。

13日ホームのカークリーズ・スタジアムにプレミアリーグでの経験もあるストーク・シティを迎えた。今季のハダースフィールドは[4-1-4-1]を基本システムとしていたが、そのフォーメーションで臨んだリーグ戦での2ゲーム、カップ戦での1ゲームすべてで敗れており、ダニー・スコフィールド監督は昨季リーグ3位で終えた[3-4-3]にシステムを戻した。

中山はここまでのリーグ2戦ではベンチスタートだったが、システムが変更されたこともあって3バックの左で今季リーグ初先発を掴んだ。
すると、40分、右サイドのコーナーキックに中山がファーサイドで合わせ先制に成功。キッカーのボールの質と中山の上手い動き出しが噛み合い、貴重な先制点をイングランド初挑戦のサムライが決めて見せた。

その後ストークに追いつかれるも、ダニー・ウォードとジョーダン・ローズが追加点を挙げ、3-1とハダースフィールドが今季初白星を挙げた。中山は先発フル出場を飾り、6回のクリアに空中戦では4度勝利するなどゴールだけでなく、守備面でも強度の高さを見せ、勝利に貢献している。

地元紙『YorkshireLive』ではチーム最高点となる9点を中山は得ており、「初ゴールは素晴らしいランニングだった」と得点シーンの動き出しを称賛されている。しかし失点シーンでは中山のパスミスを拾われ、ゴールを決められており、「より安全にプレイするべきだった」との指摘も受けている。

移籍後初ゴール、初のリーグ戦先発フル出場とストーク戦は中山にとって素晴らしいゲームとなった。カップ戦も含めれば現在2試合連続での先発フル出場であり、このまま定位置を掴みプレミア昇格を目指したい(データは『SofaScore』より)。

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