“ストライカーの生かし方”が今季のテーマ 偽9番を捨てたペップ・シティはプレミア3連覇、CL制覇を実現できるか

アーリング・ハーランドがどこまで適応できるかで今季の成績は決まるか photo/Getty images

リヴァプールとのコミュニティシールドは敗れている

22-23シーズンはプレミアリーグ3連覇、クラブ史上初となるCL制覇を目指すマンチェスター・シティ。プレミアは8日のウェストハム戦が初戦で、再び長いシーズンが幕を開けることになる。

今季は転換期になるだろう。プレミア連覇を成し遂げたシーズンは本職のストライカーを起用しない偽9番を軸に戦っており、昨季はリーグ戦で99ゴールと再び100ゴールに届く勢いを見せた。今季はそんな成功体験をゼロにし、新たなスタートを切ることになる。

それがストライカーの到着だ。アーリング・ハーランドとフリアン・アルバレスが加入しており、リヴァプールとのコミュニティシールドではハーランドが3トップの中央として先発した。

このゲームでのハーランドは機能したとは言い難い。ビッグチャンスは何度かあったが、90分フルタイムでのタッチ数は16回と非常に少ない。ボールが回ってこず、ゲームに入れなかった。

ハーランドにボールが渡らなかった原因はいくつかあったが、その一つに後方からのビルドアップの機能不全があった。アイメリック・ラポルトやジョン・ストーンズとビルドアップに強みを持つCBの不在が影響しており、リヴァプールのプレスをかわせず前線にボールを届けることができていない。解決策の一つにハーランドが昨季のフィル・フォーデンのように降りてビルドアップの出口になることもできるが、リヴァプール戦でそういった動きは少なく、今後はより増えていくのかウェストハム戦での注目ポイントになる。

もう一人のストライカー、アルバレスの起用法にも注目が集まる。リヴァプール戦ではハーランドとセットで起用されるシーンがあり、セカンドストライカーとして攻撃を支えていた。攻撃のリンクマンとなれる選手で、ハーランドとの同時起用は今後も増えるかもしれない。

今季のシティのテーマになる2人のストライカーの生かし方。アルバレスはすでに方向性を見つけたようだが、ハーランドはまだ適応に時間はかかりそうだ。シティはスロースターターなチームであり、序盤でチームへの適応度を高めたい(データは『WhoScored.com』より)。

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