ラツィオがマルセロに正式オファー目前か 左利きの左SBがほしいサッリ監督

セリエA初挑戦となるのか photo/Getty Images

マルセロはヨーロッパ残留となるのか

2007年1月にレアル・マドリードへと加入して以来、15年半もの間クラブのためにプレイし、いくつものタイトルを獲得してきたDFマルセロ。契約満了により、今季限りでレアルを退団し、現在彼は新たな所属先を探している。

そんなマルセロも気づけばすでに34歳。レアルでは年々出番を減らしていき、昨季のリーグ戦は先発出場わずか5試合に留まった。それでも持ち前のテクニックや攻撃力は健在で、まだまだ欧州5大リーグで活躍することが期待される。

伊『Gazzetta dello Sport』によれば、マルセロには現在ラツィオ行きの可能性が浮上しているという。彼は年俸230万~250万ユーロ(3億2000万~3億5000万円)の3年契約を希望しているようで、決して安くはないがラツィオにとってまだ手の届く金額であるとのこと。ラツィオはおよそ今週中にはマルセロ獲得の是非を決め、獲得を決断した場合は正式なオファーを提示するという。

現在ラツィオの左SBはDFアダム・マルシッチやDFエルセイド・ヒサイといった選手たちが主に務めているが、同メディアは右利きの彼らが左SBを務めると明らかにパフォーマンスが落ちると伝えており、マウリツィオ・サッリ監督は左利きの左SBを望んでいる模様。マルセロの他にも、チェルシー時代の教え子であるDFエメルソン・パルミエリといった選手が獲得候補に挙がっているようだ。

ラツィオであれば、セリエAでも上位を争うことができる上、昨季に続いてヨーロッパリーグにも出場する。伊『calciomercato』は、ラツィオ以外にも2つのクラブがマルセロ獲得に向けてオファーを出したと報じているものの、セリエAよりレベルの劣るリーグからのオファーだという。

そうなると欧州5大リーグ以外のクラブである可能性も高く、欧州カップ戦に出場できるクラブもかなり絞られてしまう。今季、欧州の舞台でプレイするマルセロの姿を見たいのであれば、現状はラツィオ行きの実現を祈るべきだろう。

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