「マンチェスターは僕のホーム」 デ・ヘアはマンUでキャリアを終える覚悟
まだまだマンUでプレイすることになりそうだ photo/Getty Images
今季も守護神として活躍が期待される
長きに渡ってマンチェスター・ユナイテッドのゴールを守り続けるGKダビド・デ・ヘア。スペイン代表の正守護神も務めた一流の選手ということもあり、これまで移籍の噂が何度も流れてきたが、デ・ヘア本人はマンUに身をうずめたいと考えているようだ。
デ・ヘアは2011年夏にアトレティコ・マドリードからマンUへと移籍。2020-21シーズンにはGKディーン・ヘンダーソンに守護神の座を奪われた時期もあったが、基本的にはどの監督もデ・ヘアを一番手として起用してきた。
英『The Mirror』によれば、マンUはそんなデ・ヘアと契約延長について話し合いを始めるつもりだという。クラブと彼の契約はあと1年残っており、さらに1年の契約延長オプションも付いているが、マンUとしては早めに手を打っておきたいということなのだろう。
デ・ヘアとしても、クラブとのさらなる契約延長を望んでいるようで、「マンUでキャリアを終えたいか」という質問に、このようなコメントを返したという。
「もちろん、可能であればね。もしこのクラブに残してもらえるのであれば、間違いなく留まるよ。本当に快適で幸せだし、できれば僕が去る前に何かを勝ち取ることができればと思っている」
「まだ誰とも話していないけれど、僕はもっと長くここにいたいから、彼らができるだけ長く僕に残ってほしいと望んでくれるなら幸せだね。もちろん、僕たちはもっと前に進みたいし、より向上していきたいと思っている。でも、とても良いレベルの選手がたくさんいる」
「彼らはとてもいいサッカーをするけど、これは僕たちにとって始まりに過ぎない。だからまずは良いスタートを切って、大きなものを築き上げていき、僕らが何かを勝ち取れるのか見てみたいんだ。優勝するかしないかは別として、このクラブにいることはタイトルを獲得すること以上に意味がある」
「当然勝ちたいし、いつだって勝ちたい。でもこのクラブを代表して戦うことは、どんなトロフィーよりも価値がある。マンチェスターは僕のホームだ。ここにいられることは特権であり、名誉であり、このクラブの一員でいられることは、僕の人生の中で最高なことの一つだ」
ここまでのプレシーズンマッチでは、エリック・テン・ハーグ新監督の指導を受け、以前はなかったゴール前からの飛び出しや、繋ぎの意識を垣間見せているデ・ヘア。今季はヘンダーソンがノッティンガム・フォレストへローンで移籍したが、デ・ヘアがマンUに留まり続けるのであれば、また近い未来に彼とポジションを争う時期がやってくるはず。
GKはフィールドプレイヤーより息が長いこともあり、31歳はまだまだ中堅と言える年齢。ヘンダーソンに負けないためにも、そして、愛するマンUでより長くプレイするためにも、ここからさらなる進化を見せてほしいところだ。