レアル・ベティスがベジェリン再獲得に意欲 アーセナルで4.41秒の最速記録を叩き出した“元快足SB”はクラブを離れるべきか

昨季はレアル・ベティスでプレイしていたエクトル・ベジェリン photo/Getty images

昨季はスペインで居場所を見つけた

昨季の終盤は選手層の薄さを露呈することになったアーセナルだが、現在はローンでチームを離れていた選手が戻ってきており、各ポジションに選手が溢れている。

例えば右サイドバックがそうだ。冨安健洋、セドリック・ソアレス、エクトル・ベジェリン、本職は中盤だがエインズリー・メイトランド・ナイルズもこのポジションでプレイできる。ファーストチョイスの冨安は怪我が多く、控えは充実させるべきだが、それでも4人は多い。

英『football.london』によるとレアル・ベティスがベジェリンの再獲得を目指しているようだ。昨季はシーズンローンで獲得しており、リーグ戦では23試合に出場して2アシストとマヌエル・ペジェグリーニが率いるチームの右SBで不動の地位を築いていた。
ベジェリンの獲得には1700万ポンドが必要であり、ベティスはアレックス・モレノをノッティンガム・フォレストに2000万ポンドから2500万ポンドで売ってベジェリン獲得資金を作るようだ。

現在はアーセナルの選手として戦っているが、1700万ポンドで売却できるなら放出するべきだ。契約は2023年までとなっており、売るならこのタイミングしかない。

アーセナルで冨安のバックアッパーとして残す選択肢もあるが、それであれば昨季トップチームに残って戦ったソアレスで十分だ。守備面で気になるポイントはいくつかあるが、攻撃面ではクロスという武器がある。しかしベジェリンが全盛期のスピードを失った今、ソアレスに対抗できる武器は多くないように思える。現状では冨安、ソアレスに続く3番手であり、ファーストチョイスとして扱われるベティス移籍がベストな選択肢だろう。

アーセナルでは期待の若手として注目されていたベジェリン。2015年に行われた40mのスプリント計測では4.41秒と当時のアーセナル最速の記録を叩き出している。しかし怪我の影響かその強みであった快足は失われており、アーセナルでは出番を得られていない。来季の去就がまだ分かっていないが、ベティスが再獲得に興味を示しており、今後何か進展があるはずだ。

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