アケの売却は意外にも痛手となる? 縁の下の力持ちとしてシティを支えていた“4番手CBの存在”

チェルシー行きが濃厚なネイサン・アケ photo/Getty images

代役を見つけるのは難しそうだ

すでにガブリエウ・ジェズスとフェルナンジーニョを放出しているマンチェスター・シティ。ラヒーム・スターリングの売却も濃厚であり、来季は大きく布陣が変わることになる。

移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏によるとネイサン・アケもチームを去る可能性が高いようだ。どうやら以前から関心を寄せていたチェルシーと選手間での交渉がまとまり、シティは正式なオファーを待っている状態だという。シティは4000万から4500万ポンドの移籍金を望んでいるようだ。シティはボーンマスから獲得した際に4000万ポンドの移籍金を支払っており、マイナスになることはほぼないだろう。

アケがシティから離れることになればセンターバックとしてプレイする選手を一気に2人失うことになる。フェルナンジーニョも最終ラインでプレイできるユーティリティ性を持っており、何度もピンチを救ってくれた。

22-23シーズンからはそんな頼れるベテランはいなくなる。アケもいなくなればルベン・ディアス、ジョン・ストーンズ、アイメリック・ラポルトの3人のみであり、彼らだけでシーズンを戦うのは不可能に近い。ストーンズは怪我の多い選手で、昨季はシーズンを通して安定して起用することはできなかった。

ロマーノ氏によればシティはアケの代役としてセンターバックの確保に動くという。若手ではDFルーク・ムベテ・タブ(18)と契約延長したばかりだが、ジョゼップ・グアルディオラ監督としてはまだ物足りないか。

候補でいえばユヴェントスのマタイス・デ・リフトの名前が挙がる。チェルシーも狙っていたオランダ代表DFで、1億2000万ユーロの契約解除金が設定されている。シティは今季選手の売却を積極的に行っており、アケの放出で得られる利益を考えれば獲得する余裕があるといえるが、バイエルン・ミュンヘンが正式なオファーを提示するとの報道があった。そのため資金があってもバイエルンに先をこされる可能性がある。

次にビジャレアルのパウ・トーレスだ。アケと同じくレフティのCBで足元の技術に自信を持つ現代的な選手である。それでいて守備対応が安定しており、自慢の快足で相手の攻撃を防ぐ。マンチェスター・ユナイテッドも獲得を目指しており、こちらも争奪戦となる。

このように獲得候補の名前は挙げられるが、彼らがアケと同じように控えとしての立場を受け入れられるかは怪しいところだ。もちろん加入後のポジション争いに勝てば問題なくスタメンでの出番を得られるが、ディアスにラポルト、ストーンズと実力者が揃っている。アケは控えの立場を受け入れながらセンターバック、左サイドバックと2つのポジションをこなすユーティリティ性を見せており、シティへの貢献度は高かった。

アケを売却すればCBの4番手という難しいポジションの選手を獲得する必要があるシティ。前述したようなビッグネームは候補として挙がっているが、今夏シティは誰をチームに加えることになるのだろうか。

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