ククレジャ残留なら三笘薫と魅力的な左サイドを形成? ブライトン復帰濃厚な“ドリブラー”はインパクトを残せるか

ポッター監督は三笘薫をどのポジションで起用するのか photo/Getty images

期待がかかる

南野拓実がモナコへ移籍し、プレミアリーグでプレイする日本人選手が冨安健洋だけとなってしまったが、来季はベルギーでプレイしたサムライがイングランドにやってくることになる。三笘薫のことだ。

昨季はベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズでウイングバックとしてプレイし、7ゴール3アシストとインパクトのある数字を残した三笘。英『Sussex LIVE』ではベルギー時代に同僚だったデニス・ウンダブと共に来季はブライトンでプレイすることになると報じており、ブライトンの公式サイトにはトップチームのメンバーとして三笘が追加されている。背番号は18となっているが、既存メンバーであるダニー・ウェルベックと数字が被っており、今後の背番号は未定となっている。

三笘が来季ブライトンでプレイするにあたって注目はやはり、マルク・ククレジャの去就だ。プレミア王者であるマンチェスター・シティがククレジャの獲得を目指しているとされており、本人も移籍を希望している。ただブライトンはすでに主力であるイヴ・ビスマをトッテナムへ放出しており、ククレジャまで放出となると戦力ダウンは避けられないため交渉は進展していない。
残留となれば[3-5-2]の3バックの左にククレジャが、左ウイングバックに三笘が起用され、魅力的な左サイドが完成する。攻撃力は高く、守備力はククレジャが補うことができ、課題であった得点力不足を解決することができる。

ブライトンは最前線にウェルベックを配置し、その下にシャドーを2枚並べる[3-4-3]もシステムとしては持っており、シャドーで三笘を起用する案もあるだろう。そうなればライバルはFWレアンドロ・トロサールやMFアレクシス・マック・アリスター、MFアダム・ララーナら実力者とポジションを争うことになる。各国代表級の選手ばかりであり、いい刺激が得られるだろう。

来季はグレアム・ポッター率いるブライトンでプレイすることになりそうな三笘。ブライトンはBIG6相手にも可能性を感じさせることができるチームであり、22-23シーズンは飛躍の年となるのだろうか。

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