10戦ぶり勝利に導く1得点1アシスト 浦和の若き中盤戦士が攻撃でも真価を発揮

追加点を決める伊藤敦樹 photo/Getty Images

伊藤敦樹がCKから追加点を決める

浦和レッズはJ1第17節で名古屋グランパスと対戦。3-0と勝利して10試合ぶりの勝点3を獲得した。1得点1アシストの活躍でチームの勝利に貢献した伊藤敦樹が、攻撃で自身の価値を証明している。

浦和は21分にCKからアレクサンダー・ショルツのゴールで1点をリードした。すると直後の23分、再びCKからニアで明本考浩が合わせると、中央で待っていた伊藤が詰めて追加点を決める。さらに36分には、左サイドから関根貴大からのボールに伊藤がダイレクトでワンツーパスを送る。リターンを受けた関根が抜け出してGKと1対1になると、冷静に流し込み3-0と点差を広げた。

1得点1アシストでチームの勝利に貢献した伊藤。強靭なフィジカルと運動量を武器に守備でも存在感を発揮する同選手だが、もともとは攻撃が売りのプレイヤーだった。流通経済大学でセンターバックを務めるなど、守備能力を強化した同選手は浦和に加入した昨季、その守備で主力として活躍する。
加えて積極的な攻撃参加でゴールにも関与し、昨季は公式戦で3ゴールをマーク。今季も名古屋戦で初得点を記録して浦和の攻撃に厚みを加える存在となっている。CKのキックで高い精度を見せた岩尾憲や、ボール奪取能力に秀でた柴戸海などチームでのボランチの主力争いは激しさを増している。伊藤はさらにゴールを創出する攻撃参加を見せることができれば、よりレギュラーとして存在感を増していくことだろう。

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