冨安健洋も怪我で計算できない 右SBがウィークポイントになってしまっているアーセナルのこれから

怪我で満足にプレイできない時間が続く冨安健洋 photo/Getty images

怪我が目立つようになってきた

CL出場権獲得を目指すアーセナルはニューカッスルと対戦。0-2で敗れてしまい、5位に転落することになった。最終節勝利し、4位のトッテナムが敗れれば4位でのフィニッシュは可能だが、確率としては低いものとなる。

そんなアーセナルだが、日本代表の冨安健洋が再び怪我をしてしまった。ニューカッスル戦は対峙する相手がアラン・サン・マクシマンとリーグ屈指の緩急を使ったドリブラーということもあって序盤から大苦戦。決定機は作らせずにいたが、前半で自らピッチに座り込み、セドリック・ソアレスと交代となった。

英『football.london』によれば試合後の会見で冨安の状態を質問されたミケル・アルテタ監督は「彼は筋肉に問題を感じていた。検査をする必要がある」とコメント。明確な復帰時期は答えておらず、怪我の重症度は分からないが、最終節エヴァートン戦は出られない可能性が十分にある。

冨安の復帰時期など気になることは多いが、問題なのは今後もこの状態が続いてしまうかどうかだ。今季は加入直後から素晴らしかったが、怪我の影響もあって後半戦はほぼ稼働できていない。そのため、控えのソアレスの出番がかなり増えた。だが、ソアレスでは攻守両面での強度が足りず、物足りないと試合後に批判を受けることは多かった。冨安が今後も離脱が続くようなことがあれば、またこれの繰り返しとなる。

このようなことを防ぐためにも、怪我の少ない一線級の右サイドバックが欲しい。来季も冨安がファーストチョイスでいられるのが最もよいことではあるが、今季の後半戦を見る限り長いシーズンを計算できる選手ではない。そのため、様子を見て慎重に起用する必要があり、もう一人同じパフォーマンスを披露できる選手を獲得するべきである。そうでなければ右サイドバックがチームのウィークポイントになり続け、来季以降も4位以内でフィニッシュするのは難しくなる。

冨安の今後の起用法も考える必要がある。今季は新天地、夏には東京五輪を戦うなど普段よりも疲労が多いシーズンとなっている。そのため、無理をしすぎてしまい体に負担がかかったともいえるが、より運動量の多いサイドバック起用も考えものかもしれない。スプリント回数が多くなるサイドバックはハムストリングに負担がかかるポジションであり、現状の冨安には不向きだ。そのため、センターバックで固定するなど起用法の工夫も必要となる。

持っている能力はプレミアでもトップクラスだが、怪我に悩まされてしまっている冨安。次節エヴァートン戦を終えれば21-22シーズンの日程はすべて終了となり、代表の試合に参加しなければ7月頃までは十分に休養を取れる。そこで再スタートを切れれば問題ないが、怪我との付き合い方も学ぶ必要がありそうだ。

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