柏でまた楽しみな逸材がJ1デビュー 出場13分で見せたMF加藤匠人のパスセンス

加藤は今後どこまで柏で存在感を高めることができるか(写真はイメージ) photo/Getty Images

出場13分でも能力の高さは見せてくれた

細谷真大や森海渡、升掛友護、真家英嵩など、今季の柏レイソルには将来が楽しみなヤングタレントが揃っている。彼らは皆アカデミー出身のプレイヤーで、ファンもこの若人たちがこの先どれほど成長を果たしていくかには注目していることだろう。

そんななか、現在の柏には中盤にも非常に興味深い逸材がいる。その選手とは、今季開幕前に筑波大学からを加入したMF加藤匠人(23)だ。

今季は開幕からルヴァンカップでの起用が中心となっていた加藤だが、14日に行われた第14節のガンバ大阪戦でJ1デビュー。そのなかで、この23歳はプレイした13分間でキラリと光るものを見せてくれた。
77分に投入された同選手は、チームが1点を追いかける状況で積極的に前線へとパスを供給。常に縦へとボールをつける意識は見て取れ、前方にスペースがあれば自らミドルシュートを狙う場面も。結果的に柏は0-1で敗戦することとなってしまったが、加藤のパフォーマンスは今後に向けてポジティブなものだったと言っていいだろう。精度の高いクロスでチャンスを演出するシーンもあり、可能性を感じたのは間違いない。

2022年シーズン、柏で続々と頭角を現す将来有望なヤングタレントたち。加藤もこの流れに続くとなると、ますますレイソルの将来は楽しみでならない。

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