海外初挑戦で20点を決めるFWは今までにいたか? 5大リーグへの挑戦、代表定着と期待だらけの古橋亨梧のこれから

今季は大きなインパクトを残した古橋亨梧 photo/Getty images

飛躍のシーズンとなった

19-20シーズン以来となるリーグ優勝を果たしたセルティック。元横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルーの監督就任に始まり、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、井手口陽介の加入と、日本での注目がグッと上がったシーズンとなった。

その中で最もインパクトを与えたのはやはり、古橋だろう。ヴィッセル神戸でゴールを量産していた勢いそのままにセルティックでもゴールを決め続け、海外1年目ながら33試合で20ゴール5アシストを記録している。最終節マザーウェル戦でも2ゴールを決め、英『THE SCOTSMAN』ではチーム最高得点の9点の評価を得ており、「2点目のボレーシュートは今季の古橋の活躍にふさわしい素晴らしいゴールだった」と称賛している。復帰後も問題なく活躍しており、怪我で離脱していた時期がなければ全コンペティションで30ゴール取れていた可能性もある。

これからの古橋に期待したいのはステップアップだ。27歳と若い選手ではなく、次の移籍が海外でのラストチャンスになる可能性もある。同じくアジア圏ではイラン代表のサルダル・アズムンがブンデスリーガのレヴァークーゼンへ今冬に移籍し、見事成功を収めている。古橋の得点力は驚異的であり、5大リーグでのプレイが見てみたい。

日本代表では今の古橋であればより存在感を高めることができる。最終予選では少し出番はあったが、サイドでの起用と本領発揮とはならなかった。その後怪我をしてしまったため代表での地位は確立できていないが、得点力のあるストライカーとして6月の親善試合ではテストしてもらいたい。

海外初挑戦でいきなり20ゴールと期待を超えてくれた古橋。枠内シュート数23本で12ゴールと精度の高さはピカイチであり、動き出しも抜群だ。守備でも走れる選手だけに、今後の日本サッカーをけん引する古橋に期待したい(データは『SofaScore』より)。

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