上田ら強力な攻撃陣を支える“中盤のエンジン”たち 鹿島が誇るパスとボール奪取を両立させる樋口・ピトゥカコンビ

中盤で存在感を放つディエゴ・ピトゥカ photo/Getty images

正確なパスに加え守備でも活躍できる

ここまで13試合を消化して首位に立つ鹿島アントラーズ。攻守ともに抜群の安定感を持っており、勝ち点28ポイントで川崎フロンターレ、横浜F・マリノスら優勝候補を上回っている。

今季の注目度でいえば前線の上田綺世と鈴木優磨のコンビが話題に挙がることが多い。2人でここまで14ゴールは驚異的であり、鹿島の攻撃をけん引している。ただ、忘れてはならないのは彼らにボールを供給する選手たちだ。それが樋口雄太とディエゴ・ピトゥカの中盤である。

今季サガン鳥栖から加入した樋口。正確なパスを武器に好機を演出できるパサーであり、4-1と快勝となった北海道コンサドーレ札幌戦では3本中2本のクロスを通し、ロングボールでは5本中4本を成功させるなどさすがのキック精度を見せた。鳥栖出身ということもあって運動量が豊富で、強度の高い中盤である。

ピトゥカは昨シーズン加わり、初年度ながら26試合に出場して2ゴール3アシストと得点にも貢献している。彼の強みは一人で相手をはがせる推進力と正確なパスだ。178cmと特別大きな選手ではないが、懐の深いキープ力は素晴らしく札幌戦では2人に囲まれるもその守備をものともせず、その流れからパスで好機を生み出した。カウンターの起点になれる選手で、自陣でボールを奪えば一気に前線にパスを展開する。鈴木をはじめ前線の選手の動き出しも相まってピトゥカからのロングカウンターは鹿島の一つの武器である。

昨季はシーズン途中からギアを上げ、4位でフィニッシュした鹿島。今季は鈴木や樋口ら新加入選手がすぐにチームにフィットしたこともあってチーム力は確実に成長している。特に中盤で攻守両面に輝ける選手の貢献度は素晴らしく、このまま失速せず突き進むことはできるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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